W合格進学率とは、2つの異なる大学に合格した際、受験生がどちらに進学するのかを予備校が調査して毎年割合で公表している。(東進など)これらを参照することにより、概ね受験生目線の大学の序列を知ることが出来る。ここでは、私立vs私立、国立vs私立に分けて考察したいと思う。
国立vs私立
私立同士の比較の際は、割合をそのまま受験生の大学序列の認識と捉えることが出来るが国立と私立を比較する際は注意が必要である。理由を大きく分けると、
①国立大学受験者は基本的にその大学を第一志望としている事が多い。
②国立大学受験時には、概ね私立の結果が出揃っている。
以上の理由から、国立大学を受験している時点でその大学に行く気満々の可能性が比較的高いということである。従って、たとえ進学率が5分5分だったとしてもこの場合は私立大学を格上と見るべきである。
考えるべきは均衡点となる各々の進学率であり、実際に互角と言われやすい大学を比較してみようと思う。某TVや学歴板で有力なのは、早慶と地底、横国、筑波やMARCHと5Sと呼ばれる大学群である。以下に2024年度入試のW合格進学率のデータを示す。
・横国(理工) vs 慶應(理工) 33-67
・横国(理工) vs 早稲田(理工) 67-33
・北海道(総合文系)vs 早稲田(政経) 50-50
・大阪(法) vs 慶應(商) 67-33
・大阪(法) vs 早稲田(政経) 67-33
・埼玉(理) vs 中央(理工) 83-17
・埼玉(経済) vs 明治(政経) 50-50
いかがだろうか。あまりまとまりが無いようにもみえるがこの手のデータを参照するときはサンプル数も考慮しなければならない。サンプル数が少なければ少ないほど誤差も大きくなりデータの信用性も落ちてしまう。実際に載せてはいないが、国立100%ー私立0%の組み合わせも多くみつけられた。よって、あくまで主観になってしまうが国立vs私立のW合格進学率で互角と言える割合は、70-30と結論づけたいと思う。
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